「厳しい試合は予想していた」アウェイで耐えながらもドローのローマ、デ・ロッシ監督は選手を称える「よく成し遂げた」

ローマのデ・ロッシ監督[写真:Getty Images]

ローマのダニエレ・デ・ロッシ監督が、ヨーロッパリーグ(EL)プレーオフのフェイエノールト戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。

ELで2位通過となったローマは、チャンピオンズリーグ(CL)でグループ3位となりプレーオフに回ってきたフェイエノールトと対戦。デ・ロッシ監督にとっては、初となるヨーロッパの大会での指揮となった。

日本代表FW上田綺世も先発出場したこの試合。試合は立ち上がりこそローマが主導権を握っていたが、徐々にフェイエノールトが盛り返すことに。すると前半アディショナルタイムにフェイエノールトが先制する。

アウェイで先制を許したローマだったが、67分にロメル・ルカクがクロスに合わせて同点ゴールを記録。1-1のドローに終わり、2ndレグへ決着は持ち越しとなった。

3シーズン連続での対戦となったフェイエノールト戦。ELで初めて指揮を執ったデ・ロッシ監督は、スタンドの騒々しさに言及も、チームとしてはやるべきことをしっかりやれたと振り返った。

「ファンはピッチには入ってこず、強いチームはどこでも勝つか、どこでも自分たちのプレーをするということを理解した上で、厳しい試合となった」

「いずれにしても、相手は足元にボールがあると厄介であり、簡単には崩せない状況であり、このような試合になる可能性は予想していた」

「私はいつも、彼らに多くのアグレッシブさを求めるが、ボールをうまく運ぶチームに対して攻撃的になるには、多くの走力と脚力が必要となる。それは我々に対しても当てはまる」

「試合前、私は選手たちのモチベーションを高めようと思っていた。ただ、見たところ『君たちはいつも良いパフォーマンスを見せていたから、何も言うつもりはない』と言うことにした」

「相手がうまくボールを回し、興味深いことをしたり、ローテーションを組んだり、苦しむ瞬間があることを知りながらも、選手たちはよく成し遂げたと思う」

© 株式会社シーソーゲーム