兵庫県は16日、スギ花粉の飛散が県内で始まったと発表した。観測地点5カ所(宝塚、加古川、たつの、豊岡、洲本市)のうち、13日に洲本市内で飛散開始を確認。開始の確認は例年並みの早さという。
スギ花粉の飛散状況は、県立健康科学研究所(加古川市)と健康福祉事務所4カ所で観測。調査用のスライドグラス1平方センチ当たり1個以上の花粉が連続して2日以上確認された場合、その初日を飛散開始日と見なす。県によると、飛散は例年4~5月ごろまで続くという。
同研究所のホームページでは、スギやヒノキなどの花粉の飛散状況を公開している。花粉症の原因となり、くしゃみや目のかゆみといったアレルギー症状が出るため、外出時にマスクやめがねを着用するなどの対策を呼びかけている。(金 慶順)