停電想定し、親子でカレー作り 火打ち石を使って火おこしも

防災キャンプツアーで、金づちを使ってまき割りを体験する子どもたち(京丹後市弥栄町・道の駅「丹後王国 食のみやこ」)

 災害時での停電などを想定した生活を疑似体験して学ぶ教室「防災キャンプツアー」が、京丹後市弥栄町の道の駅「丹後王国 食のみやこ」で開かれた。親子連れがカレー作りやまき割り、火おこしに取り組んだ。

 同駅を運営する一般財団法人「丹後王国 食のみやこ」(同市弥栄町)と、キャンプスクール事業を手がける会社「DEKIRU WORKS(デキル・ワークス)」(大阪府豊中市)が子どもたちに防災意識を高めてもらおうと昨年10月に企画し、京丹後市内を中心に親子連れ33人が参加した。

 カレー作りでは、子どもたちが同社の指導員に手伝ってもらいながら、野菜や鶏肉を包丁でカットし、カセットこんろを使って食材を煮込んだ。まき割りは刃の付いた台に端材を載せて金づちで打ち、火おこしはキャンプ用の火打ち石を使って体験した。

 家族で参加した網野北小4年男児(10)は「電気が使えない時には、学んだことを思い出して頑張りたい」と話していた。

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