死者1人減り241人 輪島朝市の遺体、DNA鑑定で訂正 能登半島地震

地震直後の大規模火災で焼失した輪島朝市周辺=1月31日(ドローンから)

 石川県は16日、能登半島地震による死者数が前日時点のまとめから1人減り、241人になったと明らかにした。1人減ったのは輪島市の死者で、市などによると、大規模な火災が発生した輪島朝市で見つかった遺体のうち、2人分と思われていたものをDNA鑑定したところ、1人分だったと判明した。

 市町別では珠洲市103人、輪島市102人、穴水町20人、能登町8人、七尾市5人、羽咋市1人。県全体の負傷者数は1185人で変更はない。輪島市の9人が安否不明となっている。

 住宅被害は6万9910戸と前日より1289戸増えた。市町別では七尾市1万3840戸、珠洲市1万2673戸、輪島市8884戸、志賀町5875戸など。断水は輪島市で1180戸が解消するなどし、残る世帯は2万7170戸となった。

 12市町254カ所に開設した1次避難所には6618人が身を寄せた。1.5次避難所には150人、旅館やホテルなどの2次避難所には5275人が入った。

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