群馬県の労働力調査員が世帯主9人分の名簿紛失

 群馬県は15日までに、労働力調査員が調査活動中に、世帯主9人の氏名と住所が書かれた「抽出単位名簿」を紛失したと発表した。名簿は労働力調査の対象を抽出するために調査員が作成している。県の担当者と調査員が当該世帯を訪れて説明し、謝罪。県は調査員全体に注意喚起の通知を送付した。

 県統計課によると、11日午前11時40分ごろ、調査員が渋川市内での活動中に名簿1枚を紛失していることに気付いた。周囲を探したが見つからなかったため、渋川署に遺失物届出書を提出。12日も再度探したが見つからず、同課に状況をファクスで伝えた。13日に県の担当者と連絡を取り、再び探したが見つからなかったという。

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