神戸に雪山がやってきた 兵庫・香美町から50トン、子どもら雪合戦や雪だるま

兵庫県北部の香美町から運び込まれた雪で遊ぶ子どもたち=17日午前、神戸市中央区波止場町(撮影・長嶺麻子)

 兵庫県北部の香美町に降った雪を神戸市中央区のメリケンパークに運び、家族連れなどに触って楽しんでもらう催しが17日、あった。18日まで。

 県内有数の豪雪地帯である同町と神戸市などが、初めて企画した。暖冬で例年より雪が少なく、実現が危ぶまれたが、直前に山間部に降ったという。

 早朝に約50トンを運び込み、小さな雪山に仕立てた。子どもたちは丸めて投げたり、雪だるまをつくったりして遊んだ。カニ汁や地酒の販売もあった。

 神戸市立摩耶小学校1年の女児(7)は「こんなにたくさんの雪は初めて。かわいい雪だるまをつくりたい」と笑った。

 18日も約2トンを追加するが、早々に解けてなくなりそうという。アイドルのミニライブやグルメブース出展は予定通り実施する。(大田将之)

© 株式会社神戸新聞社