馬毛島基地反対へ連帯訴え 横浜で西之表の市民団体「工事で生活めちゃくちゃに」

基地建設反対の連帯を確認する集会参加者=17日、横浜市

 鹿児島県西之表市馬毛島での米軍空母艦載機陸上離着陸訓練(FCLP)を伴う自衛隊基地整備について考える集会が17日、横浜市であり、基地の建設工事によって島の生活が様変わりした現状を市民団体が報告した。神奈川県平和委員会などの主催で67人が参加した。

 「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」(西之表市)の山内光典会長(73)は「工事で人や車が急増して生活がめちゃくちゃになっている」とあいさつ。横浜港内の米軍施設「横浜ノースドック」には小型揚陸艇部隊が新たに配備されており、連帯して基地強化に反対することを確認した。

 連絡会は16日、多額の予算が計上されている馬毛島の自衛隊基地整備について、各政党に対して国会での十分な審議などを申し入れた。

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