あす雨・風強まり荒天のおそれ 近畿や九州で春一番か この先は気温乱高下で3連休は真冬の寒さ

 週明けあす19日(月)は広い範囲で雨が降り、南風が強まって荒れた天気となるおそれがある。近畿や九州などでは、春一番の発表があるかもしれない。また、この先はまるで梅雨のような天気となり、気温変化はかなり激しい予想。23日(金・祝)からの3連休は、東京都心など真冬の寒さが続きそうだ。

週明け以降は雨具の出番続く きょう日差し有効に

 きょう18日(日)昼間は高気圧に覆われて穏やかに晴れる所が多いものの、西からは前線や低気圧が近づくため今夜から天気は下り坂になりそうだ。あす19日(月)の通勤・通学の時間帯は西日本で本降りの雨が降り、午後は東日本や北日本でも雨が降り出す見通し。雷を伴う所もありそうだ。
 また、南からの風が強まって荒れた天気となるおそれがある。九州南部から北部、中国、近畿や東海では春一番の発表があるかもしれない。

 20日(火)以降も前線が日本付近に停滞するため、まるで梅雨のような天気が続きそうだ。特に前線に向かって湿った空気が流れ込みやすい22日(木)ごろにかけては、西日本や東日本の太平洋側を中心に2月としては異例の大雨となるおそれがある。

気温乱高下 1週間の内に初夏と真冬が共存

 雨の降り方とともに、激しい気温変化にも注意が必要だ。20日(火)ごろにかけては南からの暖かい空気が優勢のため、雨やくもりでも平年より気温が高い見通し。ただ、21日(水)以降は次第に北からの冷たい空気に入れ替わりそう。

 東京都心の最高気温は、20日(火)は22℃と大型連休のころの初夏のような暖かさになる予想。しかし、北からの冷たい空気に入れ替わる21日(水)は12℃まで急降下し、23日(金・祝)からの3連休はいずれも真冬のような厳しい寒さとなりそうだ。激しい寒暖差で体調を崩さないよう、服装で上手に調節して過ごしたい。

3連休初日の関東は雨が雪に変わるおそれも

 また、22日(木)夜から23日(金・祝)にかけて、関東は山沿いを中心に雪が降り、平野部でも雨に雪が混じる可能性がある。予想より気温が低くなった場合は平野部でも雪に変わり、降水量が多いため今月5日のように雪が積もるおそれがある。その場合、3連休の交通機関に大きな影響が出るかもしれない。
 まだ予報にはブレがあるため、今後も最新の情報に気を付けた方がいいだろう。

(気象予報士・鈴木悠)

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