広島県東広島市で送迎バスの事故を起こした認定こども園が、新たに安全装置を取り付けたバスを公開しました。
この事故は、去年12月、77歳の男性が運転する園の送迎バスが中央分離帯を乗り越え、対向車線にいた4台の車と衝突、園児5人を含むあわせて10人がけがをしたものです。
18日に公開された送迎バスには、園児用のシートベルトが新たに備え付けられました。このシートベルトは両肩と胸の3点のベルトでリュックサックのように装着し、着脱も簡単だといいます。
また、目を閉じるなど運転手の異変を検知すると車内に警告音が流れるドライブレコーダーも設置されたほか、運転手の年齢を「70歳まで」に制限したということです。
認定こども園「さざなみの森」 松井雄一郎 園長
「車体はしっかり整えて、何かあっても子どもたちを守る装備を整えて、大人同士の心をつなげて、小さなことも見逃さずに運行ができるように気が引き締まる思いでおります」
送迎バスは事故から2か月ぶりに19日から運行を再開する予定です。