平安時代から続くとされる修験者の「水行」が18日、福島市飯坂町の中野不動尊で行われ、参加者が一年間の無病息災などを祈願した。
福島県内外の11歳から63歳までの男女約50人が臨んだ。白装束の参加者は本堂で梵天(ぼんてん)を受けた。ほら貝の音に合わせて列をなし、梵天を奥の院に奉納した後、滝つぼに入った。
寒空の下、参加者は輪になって般若心経を唱えながら水をかけ合い、約10メートルの高さから流れ落ちる不動滝に打たれた。
参加した東京都の会社員安居院崇人さん(29)は「子どもが健やかに育ってほしい」と家内安全を願っていた。
水行は28日も午前9時から行われる。