今年こそ釣れますように-。「サクラマス釣りの聖地」として知られる九頭竜川が全面解禁になる2月16日に合わせ、福井県福井市八ツ島町の釣具店「フィッシングポイント」が御朱印をイメージした「魚朱印(ぎょしゅいん)」を発売する。和紙にサクラマスと「九頭竜川」の文字が描かれ、釣果と安全を願い神社で祈祷(きとう)も受けた。県外から訪れる釣り人らに、お守りを兼ねた記念品にしてもらう。
同川はサクラマスのルアーフィッシング発祥の地とされ、毎シーズン全国各地から釣り人が訪れる。今季の遊漁期間は5月末まで。
魚朱印は北陸新幹線開業で福井に注目が集まるのに合わせ、近年人気を集める御朱印からヒントを得て考案。縦約15センチ、横約10センチのはがきサイズに、リアルなサクラマスのイラストが描かれている。「九頭竜川」などの文字も入り、店頭で購入した人には手書きで訪問日を記入して渡す。
同店は釣り場の環境保全やマナー向上に力を入れていて、魚朱印をきっかけに店を訪ねた県外客らにルールの順守も呼びかけたい考え。平内真澄社長は「魚朱印を通じて福井や九頭竜川の名前を県外に発信できれば」と話していた。
1枚500円。今後は魚種を変えたものも制作予定で、ホームページでネット販売も行う。問い合わせは同店=電話0776(24)5005。