「踏み間違い」は高齢者に限らない…一方、過去6年間の死亡事故4件はすべて高齢者 警察が相談受け付け

事故を起こした女は、警察の調べに対し「ブレーキとアクセルを踏み間違えた」と話しているということです。

福島県内で起きた踏み間違い事故は、2023年は36件。このうち20件は、65歳以上の高齢者による事故でした。一見、高齢者の割合が多いように見えますが、もう少しさかのぼると、64歳以下が起こした事故のほうが多い年もあります。必ずしも、高齢者が踏み間違い事故を起こしやすいとは言えません。

一方で、死者が出たケースに絞ってみると、2022年に福島市で当時97歳の男が起こした暴走死亡事故など、2018年以降に踏み間違いによる死亡事故を起こしたのはすべて高齢者となっています。高齢者による踏み間違いが、重大な事故を引き起こしてしまうことも事実です。

県警が本人、家族からの相談受け付け

県警察本部では、踏み間違い防止機能などが備え付けられたサポートカーを勧めるとともに、運転に不安がある人やその家族が相談できる専用ダイヤル#8080も設けています。

踏み間違いによる痛ましい事故が繰り返されているだけに、国や地域をあげてさらに踏み込んだ対策を取る必要に迫られています。

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