女性向け防災ワークショップは福島市の素箱コンセプトハウスで開かれた。市内在住で防災士の鈴木亜紀子さんが、2011(平成23)年に起きた東日本大震災の経験で得た教訓や災害対策などを参加者に伝えた。
市、ふくしま防災推進ネットワークの主催で2回にわたって開かれた。鈴木さんは仙台市に住んでいた震災当時、自宅で生後6カ月と2歳の子どもと被災した状況を振り返った。災害への備えとして、家族の安否を確認するルールを決め、物が散乱しない部屋の整理整頓などの大切さを訴えた。
普段買い物する店で調達できる有事に役立つ品として、使い捨て洗顔タオル、黒いごみ袋、水を使わず頭皮を清潔にする「ドライシャンプー」などを紹介した。鈴木さんは「ストレスを感じることは人それぞれ。解消できるアイテムを持っておくと良い」と話した。
(県北版)