顔を平手打ちしたり背中を膝げりしたりして、男の子(3)にけがをさせたとして、警察は男の子の母親と交際相手の男を逮捕しました。
傷害の疑いで逮捕されたのは、いずれも広島市中区に住む、無職の女(24)と、交際相手で自営業の男(29)です。
警察によりますと、2人は共謀して、去年9月29日午前3時50分ごろから10月2日午前11時50分ごろまでの間、自宅で、女の息子である男の子(3)に対し、顔や背中に全治1週間程度の打撲などのけがをさせた疑いが持たれています。
男が平手で男の子の顔面を殴打したり顔面にかみついたりし、女は背中を膝げりしたりしたとみられています。
調べに対し、男は「自分がやったことについては認めます」、女は「私と男で暴力をふるってけがをさせたことに間違いない」と供述しているということです。
男は去年12月に男の子を転倒させ、前頭骨を折る全治1か月のけがをさせたとして、逮捕・起訴されていました。
警察は、男の子に対する虐待が日常的に行われていた可能性もあるとみて、余罪を捜査しています。