独、景気後退に陥っている可能性高い=中銀報告

[フランクフルト 19日 ロイター] - ドイツ連邦銀行(中央銀行)は19日、月次報告書を発表し、同国が景気後退に陥っている可能性が高いとの見解を示した。外需が弱く、消費は振るわず、高金利により国内投資も抑制されているためという。

独経済は現在、4四半期連続のゼロもしくはマイナス成長にあり、ユーロ圏全体の重しとなっている。

中銀は「独経済の回復はまだ見られない。2024年第1・四半期には国内総生産(GDP)が再びやや減少する可能性がある」とし、同国経済が2期連続のマイナス成長になるとの見通しを示した。

さらに、当面は景気低迷が続くと予想。外需が減少傾向にあり、受注残も減少しているほか、高金利などにより企業が投資を控えていると指摘した。

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