ペイサーズ復帰説が流れるポール・ジョージを“後輩”ターナーは歓迎「大好きなチームメイト。一緒にプレーしたい」<DUNKSHOOT>

オールスター終了時点で、インディアナ・ペイサーズは31勝25敗(勝率55.4)でイースタン・カンファレンス6位。直近3シーズンはプレーオフから遠ざかっているものの、若きエースのタイリース・ハリバートンや今季途中加入のパスカル・シアカム、守護神マイルズ・ターナーらを中心に好成績を残し、低迷期から脱却しつつある。

ペイサーズがプレーオフチームへと返り咲くべく、正しい方向へ進んでいることは間違いない。ただ、今夏に向けて気になる噂もある。ロサンゼルス・クリッパーズのポール・ジョージが、古巣ペイサーズへ復帰する可能性が浮上しているのだ。

今年も含めて計9度のオールスター選出を誇るジョージは、NBA入りした2010年から7シーズンにわたりペイサーズに在籍し、チームのトップスコアラーを務めてきた。攻守兼備のオールラウンダーの来季契約はプレーヤーオプションで、今季終了後に完全FA(フリーエージェント)になることができるため、古巣復帰の可能性もゼロではないだろう。
この噂について、在籍9年目とチーム1の古株で、2015-16、16-17シーズンと2年間ジョージと共闘した経験を持つターナーは、ポジティブに捉えているようだ。現地時間2月18日(日本時間19日、日付は以下同)に公開された米メディア『USA TODAY SPORTS』のインタビュー内で、こう話している。

「PG(ジョージの愛称)は個人的に大好きなチームメイトだった。僕がリーグ入りした時、彼は面倒を見てくれた1人なんだ。彼は今リーグで最もダイナミックな選手の1人でもある。そして僕は彼のゲームに対するアプローチに感謝していたし、いつも楽しんでいた。だから彼が一緒にプレーしたい選手なのは間違いないね」

ターナーが今も“先輩”のジョージを慕っていることは間違いない。はたしてそんな後輩の想いはジョージに届くのか、今夏のFA戦線に注目だ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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