被災地で求められる「技術者」 鳥取県前倒しで派遣…「避難」から「復興」へ

能登半島地震の被災地支援について鳥取県は、状況の変化に応じて専門性のある技術者を来月から前倒しで派遣する方針を確認しました。

平井知事は今月17日と18日、鳥取県の支援先となっている石川県志賀町を訪問しました。

鳥取県 平井伸治知事
「私どもとしては3月以降、前倒しをして人材を送り込む、これを対口支援の仕組みを活用しながらさせて頂いてはどうかと。」

志賀町では、避難者がピーク時の半分以下、断水が全体の1割以下にまで減り、今後は被災した建物の除却や農業施設被害の把握、道路の復旧対応などで専門性のある技術者が必要になるとみられます。

鳥取県はこれを見越して前倒しでの技術者派遣を決めました。

また、住民の生活再建のためボランティア派遣に取り組むほか、市町村と協力して災害廃棄物の県内受け入れ処理も検討していくことにしています。

鳥取県から志賀町への応援隊派遣は、これまでに38班のべ606人に及んでいます。

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