奥能登全校で出願者減 県内公立高入試、飯田は半減

 石川県内の全日制公立高で20日、一般入試の出願が締め切られた。能登半島地震で甚大な被害を受けた奥能登では、飯田が定員120人に対し、53人(倍率0.44倍)が出願し、前年の受験者100人(確定倍率0.83倍)からほぼ半減するなど、全5校いずれも出願者が減少した。

 穴水は出願者29人(前年確定出願者30人)で、倍率は0.36倍(前年確定倍率0.38倍)、能登は59人(66人)で0.83倍(0.88倍)、門前は27人(37人)で0.36倍(0.52倍)、輪島は77人(90人)で0.64倍(0.75倍)だった。

 県教委学校指導科の担当者は、出願者の減少について、「県内外の避難先の高校に出願した生徒も多かったのではないか」とみている。志願変更は26~29日に受け付ける。試験は3月6、7日に行い、14日正午に合格者を発表する。

© 株式会社北國新聞社