天童「鍋合戦」が優秀賞 ふるさとイベント大賞・地域ににぎわい創出を評価

熱々を求め、多くの人でにぎわった令和鍋合戦=2022年11月20日、天童市・県総合運動公園中央広場

 県内外の団体が自慢の鍋の味を競う天童市の冬の風物詩「天童冬の陣 令和鍋合戦」が、第28回ふるさとイベント大賞の優秀賞に選ばれた。本県の冬を代表する食の一大イベントとして、地域ににぎわいをもたらしている点などが評価された。

 寒い季節に多種多様な鍋料理を堪能し、一番おいしい「鍋将軍」を決めるイベントとして1996年にスタートし、2023年度で29回の歴史を重ねた。新型コロナウイルス禍を経て22年度からは、市内飲食店を食べ歩く「スタンプラリー型」とのWイベントで天童を盛り上げている。

 令和鍋合戦を主管する天童商工会議所青年部の遠藤哲也会長(42)は「受賞はこれまで開催に尽力してきた先輩方の努力のおかげ。24年度は第30回記念大会となるので、さらに魅力あるイベントになるよう頑張りたい」と話した。

 ふるさとイベント大賞は地域のイベントのさらなる発展を応援しようと、地域活性化センター(東京都)が主催。今回は22年7月~23年6月に開かれたイベントが対象で、全国から92件の応募があった。学識経験者らでつくる選考委員会の審査により、大賞1、最優秀賞1、優秀賞3など計7件を選んだ。表彰式は22日、東京都で開かれる。

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