【台湾】23年の訪台旅行者数、7.2倍の649万人[観光]

台湾交通部(交通省)観光署が20日発表したところによると、2023年の訪台旅行者数は延べ648万6,951人で、前年の約7.2倍となった。政府が同年の目標としていた延べ600万人を上回った。

アジアからの訪台旅行者は、約7.8倍の543万2,055人。香港・マカオは約36.8倍の119万9,572人、日本は約10.6倍の92万8,235人、韓国は約14.4倍の74万4,727人、中国は約9.3倍の22万6,269人だった。

アジアのうち東南アジアからは約4.7倍の225万3,483人。マレーシア(約7.4倍の43万7,491人)の伸びが特に大きく、シンガポール(約6.7倍の46万3,893人)、タイ(約5.3倍の39万4,688人)、フィリピン(約5.5倍の35万487人)も増加が目立った。

米州からは約5.9倍の63万9,976人で、米国は約5.8倍の52万9,532人、カナダは約7.0倍の9万2,404人だった。

欧州からは約4.5倍の29万8,986人、オセアニアからは約7.0倍の10万4,205人、アフリカからは約2.7倍の9,354人だった。

華僑を除いた外国人旅行者は約6.2倍の511万1,640人となった。

■12月は18倍

23年12月に台湾を訪れた旅行者数は前年同月の約18.0倍となる81万4,765人だった。

アジアからの旅行者は約2.9倍の69万898人。日本からは約3.6倍の12万2,902人が訪れた。中国からは約6.0倍の3万2,459人、香港・マカオからは約11.8倍の14万8,671人だった。

アジアのうち東南アジアからは75.7%増の27万2,962人で、中でもフィリピンからは約2.5倍の4万1,111人と伸びが大きかった。このほか、シンガポールからは84.8%増の7万5,727人、マレーシアからは97.7%増の6万751人、タイからは53.6%増の4万7,493人となった。

米州からの旅行者は89.1%増の7万7,670人、欧州からは88.6%増の2万7,782人、オセアニアからは約2.4倍の1万7,329人、アフリカからは89.5%増の870人だった。

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