岩手県教委は21日、2024年度の県立高一般入学者選抜の志願状況（調整後）を発表した。全日制61校117学科、学系・コースの実質志願倍率は調整前と同じ0.80倍で、記録が残る1976年度以降で最低。51校93学科で志願者が定員を下回った。
募集定員から推薦合格者、葛巻と軽米の連携型志願者、一関一の併設型入学決定者を除いた実質定員7862人に対し、調整前より28人少ない6281人が志願した。
倍率は、不来方芸術学系の調整前と同じ1.50倍が最も高く、同人文・理数学系の1.40倍（調整前比0.17ポイント減）、盛岡南普通科の1.32倍（同0.02ポイント減）と続いた。
定時制は杜陵と杜陵・奥州の後期計80人を除く9校計12学科の募集定員480人に、調整前より2人多い109人が出願。倍率は0.23倍だった。
盛岡市教委も21日、盛岡市立の前期出願状況（調整後）を発表。倍率は普通科普通コースの1.26倍（調整前比0.04ポイント増）が最も高かった。
公立高の一般入学者選抜は3月7日（追試験は同12日）、合格者発表は同14日に行われる。
