【早出し】会場が一体、開始式 やまがた雪未来国スポ

歓迎アトラクションで会場を盛り上げる花笠踊り=山形市・やまぎん県民ホール

 第78回国民スポーツ大会(国スポ)冬季大会スキー競技会「やまがた雪未来国スポ」は21日、山形市のやまぎん県民ホールで開始式を行い幕開けし、競技への情熱を燃やし続ける本県選手が「日本中の皆さんに夢と希望を届ける」と力強く宣誓した。歓迎行事では伝統と若者文化を組み合わせて全国の選手団に山形をアピール。会場が一体となり熱戦へ気持ちを高ぶらせ、交流の希望を膨らませた。

 歓迎アトラクションは本県の伝統芸能や精神文化、そして若者世代の文化を融合させる演出で、華々しく繰り広げた。高校生による県民の歌「最上川」の独唱で始まり、出羽三山神社の羽黒山伏によるほら貝の音色が会場を荘厳な雰囲気に包み込んだ。スポットライトを浴びた朝倉さやさんが圧倒的な歌唱力で「最上川舟唄」を歌い上げ、会場の熱気を一気に高めた。

 和太鼓演奏やチアダンス、花笠音頭と踊りでは、各地から集まった選手団を魅了。最後は全出演者が壇上に集合して「ようこそ山形へ」と声を合わせ、冬のスポーツの祭典開幕を盛り上げた。

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