【開幕スタメン予想|新潟】キング・高木善朗が完全復活。練習試合で結果を出した3人が先発か

いよいよ開幕を迎えるJ1リーグ。20チームに増えた24シーズンは、どんな戦いが繰り広げられるか。本稿ではアルビレックス新潟の開幕スタメンを予想する。

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前線4人は、キャンプ中の練習試合で得点に絡んでいた面々をセレクト。新加入選手7名もキャンプを通してフィットが進んでいるが、彼らに刺激を受けた既存の選手が、練習試合で次々と結果を出している。

クラブからリリースされた5試合の結果を見ると、谷口海斗が4得点、小見洋太が3得点、松田詠太郎が2得点と好調だ。

また新潟のキングと呼ばれる高木善朗も、今季は完全復活。練習試合ではセットプレーのキッカーとして、精度の高いボールで複数のゴールの起点となっている。右膝前十字靭帯損傷から復帰したばかりの昨季は本調子とは言えなかったが、今季は再び本来のクオリティを発揮してくれそうだ。

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中盤からGKまでは、昨季、終盤の9試合を負けなしで抑えたメンバーを中心に選定。なかでも新井直人、藤原奏哉の両サイドバックは、相手アタッカーの突破を許さない活躍で、昨季終盤の4試合無失点に貢献した。

鳥栖の得点源でもある長沼洋一、テクニックに優れた新加入・中原輝らの、質の高いウイングの攻撃を抑制してくれるだろう。

ベンチには新戦力の小野裕二、長谷川元希、宮本英治の3人もチョイス。小柄ながらヘディングも得意な小野、バイタルエリアでパスを引き出して得点に直結するプレーができる長谷川元、精度の高いロングフィードが武器の宮本は、新潟の攻撃に新たな色を加えてくれる存在だ。交代投入で起こる変化に期待したい。

J1昇格後、2シーズン目を迎える新潟。チームを率いて3年目となる松橋力蔵監督の下、ポゼッションで主導権を握るという戦い方のベースは変わらない。ただ、今季は優勝を目標に掲げてスタートした。

「スタイルはあるが、スタイルを貫くためにサッカーやっているわけではなく、勝つためにやっている。その色は濃くしていく必要がある」(松橋監督)

目標達成のため、勝ちにこだわった戦いぶりに注目だ。攻守の切り替えは昨季よりも素早くなっており、連動したプレスでボールを奪ってからのショートカウンターは見どころになりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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