チランジアを購入したら、雑貨感覚で、オブジェのように楽しむのもいいですね。チランジアは、葉から吸収する水分と養分だけで生きています。根の役割は、樹木や岩石にしがみついて固定するということ。こういったタイプを養生植物といいますが、その性質から、何かに固定したほうがよく育ちます。おすすめは流木や軽石。チランジアはフォルムが個性的な植物です。自由な発想でインテリアとして楽しみましょう。
★ハンギングと床置きの実例★
1 流木に固定させる
【材料】
・チランジア・エスピノーサ
・流木
・針金(やわらかく目立たないフラワーアレンジメント用のものがおすすめ)
・ようじなどの細い棒
・ドライバー
※ドライバーは、やわらかい流木に穴をあけるためのものです。かたい板などに使う場合は、ドリルやキリを使ってください。
2 軽石に固定させる
流木のように軽石に穴をあけてチランジアを固定します。安定するので、どこにでも置けます。鉢に入れただけでも、かわいいですね。店頭に並んでいるものは少々乾かし気味ですが、日光と水分を十分に補ってあげれば元気を取り戻します。
使用植物
(左から)チランジア、ブッツィー、ハリシー
3 レードルを使う
おたまやスープレードルなら、そのままチランジアをのせるだけ。柄の先が曲がっているものは、引っ掛けてディスプレーするときに便利。曲がっていなくても、穴があいていれば、フックを使ってつり下げることができます。
使用植物
チランジア‘コットンキャンディ’
4 棚などに置く
器に入れて、棚や本箱にディスプレー。お気に入りの雑貨などと並べれば、自慢の空間が、よりセンスアップ! 日当たりがなければ、ときどき、日当たりのよい場所で日光浴させてあげてくださいね。
使用植物
(中央)チランジア・キセログラフィカ
5 器に入れてつるす
空中で育てるのもすてきなアイディア。ハンギング用につくられたガラスのケースに入れてつるせば、ばえるインテリアに! ガラスケースは100円ショップや通販などで入手可能です。
使用植物
(右)チランジア・ウスネオイデス、(ガラス容器上)ブルボーサ、(ガラス容器下)ブラジオトロピカ
チランジアがエアプランツと呼ばれているのは、樹木や岩石にくっついて育ち、あたかも土や水などを必要としないで生きているように見えるからです。しかも、成長がゆっくりで、枯れるときも時間がかかるのでその変化に気づかないことも。それが「ほったらかしにしておいても育つ」というイメージにつながっているようです。
しかし実際は水と日光がなくては生きていけません。ただ、チランジアの管理はそんなに難しくはありません。故郷を遠く離れてやってきたチランジアの声をよく聞いて、長いおつきあいを目指してくださいね!
※この記事は『はじめよう!観葉生活』主婦の友社編(主婦の友社)の内容をWeb掲載のため再編集しています。
※2022年11月26日に配信した記事を再編集しています。