「60回クリックで報酬」33歳男性が690万円詐欺被害 SNSで知った人物から「副業」持ちかけられ

滋賀県警東近江署

 滋賀県警東近江署は22日、滋賀県東近江市の会社員男性(33)が、架空請求で現金計約690万円をだまし取られたと発表した。特殊詐欺事件として捜査している。

 同署によると、男性は1月15日、SNS(交流サイト)で副業をする人を募集しているという人物と知り合った。男性は「送信されるURLのサイト上で商品画面を60回クリックすると報酬が得られる」などと持ちかけられ、さらに顧客サービス係を名乗る人物から「安全な資金を確保するために送金による認証が必要」などのメッセージを受け取り、19~31日に計11回にわたり指定された口座に現金を振り込んだという。

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