【インドネシア】OECD、インドネシアの加盟協議を開始[経済]

経済協力開発機構(OECD)は20日、インドネシアの加盟に向けた協議を開始することを決定したと発表した。実現すれば東南アジア地域から初の加盟となる。

今後、OECD事務局が、加盟に向けたロードマップ(行程表)の草案を作成する。ロードマップには加盟の条件とプロセスが規定される。20以上の専門委員会による、加盟候補国とOECD基準、政策、慣行との整合性に対する厳密な評価などが審査プロセスに含まれる。

加盟プロセスには締め切りは設けられていないが、手続きの開始から実際の加盟までは、通常4~8年が必要とみられている。

インドネシアは2007年からOECDの主要パートナーとして参加しており、14年からのOECD東南アジア地域プログラムの共同議長国を務めるなど、プログラムの運営も支援してきた。

OECDのマティアス・コーマン事務総長は20日の声明で、「加盟協議開始の決定は、インドネシアとOECDの双方に利益をもたらすだろう」と述べた。

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