【インド】アンブジャ、100億ルピーで東部に粉砕工場[製造]

インドの複合企業(コングロマリット)アダニ・グループ傘下のセメント大手アンブジャ・セメンツ(ACL)は21日、100億ルピー(約181億円)を投じて東部ジャルカンド州ゴッダ地区に粉砕工場を設置する計画を発表した。

同じくアダニ・グループ傘下の電力大手アダニ・パワーの石炭火力発電所の近接地に、年間処理能力400万トンの工場を建設する。発電所から排出されたフライアッシュ(石炭灰)を利用することで、循環経済に貢献したい考え。直接・間接的に2,500人以上の雇用創出を見込む。

アンブジャは既に、ジャルカンド州でセメント工場2カ所(年産能力計600万トン)を稼働しており、同州の成長性を見越して事業拡大を決めたという。

アンブジャの子会社にはACCと、昨年買収したサンギ・インダストリーズ(SIL)がある。全国に18カ所のセメント一貫生産工場と、18カ所の粉砕工場があり、年産能力は7,740万トンに上る。

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