創設60周年!ブンデスリーガの南米ベストイレブン「超絶技巧を駆使した魅惑の天才」

創設60周年を迎えたブンデスリーガに不可欠なのは今も昔も外国人スターだ。古くはアラン・シモンセン(元デンマーク代表)やケビン・キーガン(元イングランド代表)、グローバル化が進んだ21世紀以降は優秀な人材の到来が目立ち、フランク・リベリやアリエン・ロッベン、ロベルト・レバンドフスキがファンを魅了し。今回はそんな外国人スターの功績に敬意を表し、オリジナルの「南米選抜」を作成。夢の11人を選んでみた。

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システムは3-4-3。圧巻の強さと高さを兼ね備えたCB、ナウドとルッシオは攻撃の貢献度も高かった名手で、前者はキャノン砲、後者は迫力満点のドリブルでも魅せた。3バックのラスト一角はバイエルンで長らくルッシオとペアを組んだデミチェリスを選出。その後方にはリーグ史上初の「南米出身GK」となり、00年代後期のケルンで奮闘したモンドラゴンを配する。

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中盤も多士済々。ファンタジスタのジエゴ、万能戦士のゼ・ロベルトとラフィーニャ、ファイターのビダルだ。トーマス・シャーフ監督のもと、超が付く攻撃サッカーを展開したブレーメンの柱だったジエゴは、背中でのパスに代表される超絶技巧を駆使した魅惑の天才で、シュートセンスも並外れていた。

3トップは外国人最多出場記録を持つピサーロ、それぞれ02-03、03-04シーズンに得点王に輝いたエウベル、アイウトンの強力トリデンテだ。ピサーロは名将グアルディオラも認めたスキルや動き出しで良いアクセントをつけてくれそうで、エウベルとアイウトンは秀逸な飛び出しや脚力で、何の変哲もないロングパスを決定機に変える力を持っていた。

【GK】
ファリド・モンドラゴン(ケルン/元コロンビア代表)

【DF】
ナウド(ブレーメンなど/元ブラジル代表)
ルッシオ(バイエルンなど/元ブラジル代表)
デミチェリス(バイエルン/元アルゼンチン代表)

【MF】
アルトゥーロ・ビダル(バイエルンなど/チリ代表)
ラフィーニャ(バイエルンなど/元ブラジル代表)
ゼ・ロベルト(バイエルンなど/元ブラジル代表)
ジエゴ(ブレーメンなど/元ブラジル代表)

【FW】
アイウトン(ブレーメンなど/ブラジル国籍)
ジオバネ・エウベル(バイエルンなど/元ブラジル代表)
クラウディオ・ピサーロ(ブレーメンなど/元ペルー代表)

※ワールドサッカーダイジェスト1月18日号より加筆・修正

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