「はっきりしたことは言えないが…」トゥヘル監督が今季限りでの退任に言及。一部選手との対立には「失望しているわけではない」

現地時間2月24日に開催されるブンデスリーガ第23節で、バイエルンはホームでライプツィヒと対戦する。この一戦を前に、トーマス・トゥヘル監督が記者会見に臨んだ。

バイエルンは直近の公式戦で3連敗中。リーグ戦では首位のレバークーゼンに8ポイント差をつけられており、12連覇が厳しい状況だ。そんななかクラブは21日、双方合意のもとでトゥヘル監督との契約を今季限りで終了すると発表した。

クラブの公式サイトによると、トゥヘル監督は今季限りでの退任を決めた経緯について、以下のように説明している。

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「我々は火曜日に話し合い、水曜日にチームと皆さんに伝えた。自分たちのプレーとここまでの勝点、そして直近の3つの敗戦には満足していない。はっきりしたことは言えないが、罪を犯した人物はいない。ただ、責任は私にある。これまでのチームの発展と結果は、私が望んでいたものではない」

また現地メディアの報道では、一部の選手たちとの対立も噂されているが「私は個人的に選手たちに失望しているわけではない。我々には高い基準があり、それは変わらない。彼らから最高のものを引き出そうとしている」と述べた。

そして残りのシーズンに向けては「我々には目標がある。リーグで最大限の成果のために最後まで諦めない。チャンピオンズリーグはまだセカンドレグが残っており、最大限の成功を目ざしてプレーしている」と力を込めた。

「我々はフットボールと自分たちがやっていることが本当に大好きだ。私にとって、契約は5年か5週間かは問題ではない。重要なのは今だ。以前と同じエネルギーで仕事に取り組むのは明らかだ」

トゥヘルが率いるバイエルンは、残りのシーズンで巻き返せるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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