小原(青森県階上町出身)スプリント初V 自転車アジア選手権 二つ目の「金」

2本目のレースも勝って優勝を決め、両手を突き上げて喜ぶ小原(公益財団法人JKA提供)
金メダルを手に笑顔の小原(公益財団法人JKA提供)

 自転車トラック種目のアジア選手権は23日、インドのニューデリーで行われ、男子スプリントで小原佑太(青森県階上町出身、八工大一-朝日大出、楽天Kドリームス)が初優勝した。小原は21日のチームスプリントでも優勝しており、今大会二つ目の金メダルとなった。

 決勝で小原は中国の選手と対戦。2本のレースのうち、後追いの1本目は、逃げ切りを図る相手をゴール直前で差し切って勝利。先行の2本目は、相手に差されそうになったものの僅差で逃げ切った。1本目、2本目ともに着差は0秒01の接戦だった。

 小原は決勝レース後、「自分の脚質と似た相手だった。自分がされたら嫌なことをして作戦通りに勝てた。スプリントでアジアチャンピオンになったのは初めてなので、うれしい」と喜んだ。

 個人追い抜きは男子4000メートルの松田祥位(ブリヂストン)、女子3000メートルの垣田真穂(楽天Kドリームス)がそれぞれ制した。

© 株式会社東奥日報社