J1復帰初戦で磐田は神戸に完敗。スタジアム来場のドゥンガは「判断、決断をもっと早く」と古巣にエール

2年ぶりにJ1リーグを戦うジュビロ磐田は2月24日、第1節でヴィッセル神戸とホームで対戦。汰木康也と佐々木大樹に得点を許し、0-2で黒星を喫した。

ホームでの開幕戦とあり、入場者数は1万4778人。スタジアムはほぼ満席となった。

入場待ちをしているファンからは「こんなに集まったのは久しぶり。やっぱJ1は違うね」「こんなに並ぶならもっと早く来れば良かった」など、活気溢れるスタジアムに嬉しい悲鳴も聞こえた。

【PHOTO】ホーム開幕戦で大声援を送り続けたジュビロ磐田サポーター!
足を運んだのはファンだけではない。ブラジルからクラブOBのレジェンド、ドゥンガ氏も来場。試合後にはクラブを通じて以下のようなコメントが伝えられた。

「今日はサポーターがすごく良い雰囲気を作ってくれて、選手にエネルギーを与えてくれていた。試合は0-2で負けてしまったけれど、J1復帰の1試合目という最初の衝撃は、これで味わっただろう」

そう試合を振り返り、古巣にエールを送る。

「クラブには良いシーズンを過ごしてほしいし、藤田(俊哉)SDと共に力を合わせ、彼のやろうとすることを一緒に実現していってほしい。

そしてチームには、もっと自信を持ってほしい。判断、決断をもっと早くして、J1はのんびりしているとすぐにやられてしまうリーグだから、自信を持って決めて動く、プレーするということをまずはやっていってほしい」

かつての“闘将”の言葉を実践できるか。磐田は次節、3月1日に川崎フロンターレの敵地に乗り込む。昨季の天皇杯王者を下し、開幕戦とは違った衝撃を味わえるか。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

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