北朝鮮に苦戦のなでしこJ。劣勢の時間長く、熊谷紗希も反省「自分たちがプレッシャーをかけられず、マッチアップできなかった」

日本女子代表は現地2月24日、パリ五輪・アジア最終予選の第1戦目で北朝鮮女子代表と対戦。中立地サウジアラビアで行なわれた一戦は、0-0の引き分けに終わった。

日本のシュート数は3本。一方でピンチの数は少なくなかった。とりわけ後半は守勢に回る時間が長かった。試合後のフラッシュインタビューでキャプテンの熊谷紗希は、「なかなか自分たちがボールにプレッシャーをかけることができなくなって、しっかりマッチアップできなかった」と振り返る。

「(相手の)ロングボールで、最終ラインをちょっと上げるのが遅くなってしまった。そこはしっかり反省しなきゃいけないところ。前半と後半で相手が戦い方を、大きく変えてはいないと思いますけど、私たちの動きを見て戦ってくるようになっていた。そこは、もう一ギア上げて、自分たちが前から行けるようにしていかなければいけない」

【動画】セットプレーから熊谷が惜しいヘディングシュート
攻撃面の課題を問われると、次のように応じる。

「シュート数はかなり少なかったと思います。自分たちが侵入するというか、相手のゴールを脅かす怖さを、あまり出せなかった。もうひとつ、自分たちが前でプレーできるように。そういったことを第2戦に向けて、しっかり準備していきたい」

今回の最終予選はホーム&アウェー方式で行なわれる。28日の第2戦目の舞台は国立競技場。熊谷は「勝つしかない戦い」と言葉に力をこめ、「ホームでできることをしっかりアドバンテージにしながら、勝つことだけを考えて、パリへの切符を日本のみなさんと一緒に取れるように頑張っていきたい」と意気込んだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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