長崎県内の公立高生 就職内定97.6% 1月末時点、私立は12月末で76.0%

 長崎県教委などは22日までに、今春卒業予定で就職を希望する高校生の就職内定状況を発表。内定率は、公立高生が97.6%(1月末時点、前年同期比0.4ポイント増)、私立高生が76.0%(昨年12月末時点、同6.7ポイント減)だった。
 県教委によると、公立高生の就職希望者は1月末時点で1974人。県内就職を希望するのは1343人、県外を希望するのは631人。県内希望者の内定率は96.8%、県外希望者の内定率は99.2%。内定者のうち、県内の割合は67.5%(同0.3ポイント増)だった。県教委高校教育課は「県内外で求人が増えている中、県内割合が維持できている」とした。
 県学事振興課は、就職を希望する県内私立高生(733人)の就職内定状況(12月末時点)を発表。県内での就職希望者は527人、県外希望者は206人。県内就職希望者の内定率は73.8%、県外就職希望者の内定率は81.6%だった。12月時点での内定率が前年同期と比べ減少しており、同課は学校などに対し調査。「公務員希望者が(複数の)試験に合格して、どこに就職するかを決めていないなど、さまざまな理由がある」とみている。

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