「お帰りなさい、東京ヴェルディ!」川淵三郎が男泣き! 伝統の一戦を前に熱いスピーチ。ACL参戦のマリノスにもエール「優勝できることを心から願っています」

2月25日、J1第1節で東京ヴェルディと横浜F・マリノスが対戦。1993年のJリーグ元年のオープニングマッチと同じカードが実現した。

試合前に、会場の国立競技場の大型ビジョンには、当時のチェアマンである川淵三郎氏の開会宣言が映し出される。直後、川淵氏が国立のピッチに姿を現わし、マイクの前に立ち、熱いスピーチを披露した。

「みなさん、こんにちは。今、ビデオの開会宣言で述べた、大きな夢とは、老若男女、誰でもが、自分の好きなスポーツを楽しめるクラブを日本中に作っていこうという夢です。

その夢をヴェルディは、J2にいながら、16もの競技を運営し、活動してくれているJリーグの模範生です。その東京ヴェルディが...」

言葉に詰まり、目に熱いものを浮かべながら、涙声でこう続ける。

「16年ぶりに、J1に戻ってきました。お帰りなさい、東京ヴェルディ!」

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さらに「横浜F・マリノスは、今、Jリーグを代表して、アジア・チャンピオンズリーグを戦っています。優勝できることを心から願っています」とエールを送る。

最後に「東京ヴェルディ、横浜F・マリノスはもちろん、Jリーグのより一層の発展に向けて、どうかみなさん、力を貸してください」と呼びかけ、「本日はご来場いただき、誠にありがとうございました」と感謝を伝える。会場は大きな拍手に包まれた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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