重~い甲冑、背負い続けた甲斐あった…鹿児島城・御楼門の記念撮影、ついに1万人突破

御楼門の前で甲冑姿の門番らと記念撮影をする参加者=25日、鹿児島市城山町

 鹿児島市の鹿児島城(鶴丸城)跡に復元された御楼門で、「薩摩甲冑(かっちゅう)隊」と記念撮影をした人数が25日、1万人を突破した。記念セレモニーがあり、塩田康一知事が記念品を贈り祝福した。

 薩摩甲冑隊は県内の歴史愛好家らでつくるボランティア団体。「薩摩の武士の姿を伝え、観光客へのおもてなしになれば」と若松宏隊長(63)ら約10人が2021年から月に1、2回、重さ約20~35キロの甲冑や装束を身に着け、城門前に立って撮影に応じている。

 1万人目となったのは指宿市の田畑陽子さん(41)と長女汐夏さん(10)、次女花渚さん(7)親子。3人は「迫力がすごくて、格好よかった」と目を輝かせていた。

薩摩甲冑隊の若松宏隊長(左)から記念撮影1万人目の記念品を受け取る田畑汐夏さん=25日、鹿児島市城山町

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