【韓国】Eマートがラオス進出、下期に1号店[商業]

韓国新世界グループで小売り大手のEマートは23日、ラオスのコラオグループ傘下LVMCホールディングスの投資会社であるUDEEとマスターフランチャイズ契約を締結したと発表した。下半期にも首都ビエンチャンに大型スーパーマーケットのEマート1店とプライベートブランド(PB)「ノーブランド」を扱う店舗3点を開店する。

国内の大型スーパーがラオスに出店するのは、これが初めて。Eマートはラオスで10年以内にEマート20店舗、ノーブランド70店舗の展開を目標とする。ラオスの流通市場は小規模の小売店や市場が中心となっていることから、大型スーパーの潜在成長力が大きいとみられる。

コラオグループは韓国人のオ・セヨン会長がラオスに設立した企業で、自動車の組み立て・販売、金融、建設、レジャーなど幅広い事業を手がける。2023年にはコンビニエンスストアなど流通業に進出した。

■アジア展開を加速

Eマートは16年以降、ベトナムやモンゴル、フィリピンでフランチャイズ契約を締結。ベトナムでEマート3店舗、モンゴルでEマート4店舗、フィリピンでノーブランド17店舗を運営している。

© 株式会社NNA