【タイ】1月の車販売、BYDがシェア14%で4位に[車両]

タイ国トヨタ自動車(TMT)が23日に発表した2024年1月のタイの新車販売台数は、前年同月比16.4%減の5万4,814台だった。中国メーカー比亜迪(BYD)のシェアが14%を超え、全体で日系3社に次ぐ4位につけた。

1月の新車販売数をブランド別に見ると、トヨタが26.3%減の1万7,526台でトップ。ホンダが17.4%増の8,298台、いすゞが45.9%減の7,930台で続いた。日系ブランド全体では28%減の3万8,526台。市場シェアは70.3%となった。

日系以外の外資系では、主要ブランドが軒並み数字を落とすなか、BYDは7.5倍の7,806台を販売。シェアは14.2%と、ホンダ(15.1%)や、いすゞ(14.5%)に肉薄している。

BYDは23年12月単月のシェアは5.9%、1~12月では3.9%だったが24年は好調な出だしとなった。一方、BYD以外の中国系の販売数は大きく減っており、「MG(名爵)」は32.3%減の1,511台、長城汽車(GWM)は19.6%減の670台にとどまった。シェアはMGが2.8%、GWMは1.2%となっている。

■乗用車ではBYDがトップ

1月の販売数を車種別に見ると、乗用車が2.4%増の2万3,412台。23年1月に販売実績がなかったBYDは6,214台を売り上げ、全体を押し上げた。BYDは乗用車部門の販売では、トヨタ(5,145台)を上回り、トップに立っている。

商用車は26.5%減の3万1,402台。1トンピックアップは、43.5%減の1万7,938台だった。

関連記事:2024年1月のタイの新車販売台数(表)

© 株式会社NNA