宇大前期1871人が受験、倍率2.9倍 国公立大2次試験始まる

宇都宮大の2次試験前期日程に臨む受験生たち=25日午前、同大峰キャンパス

 国公立大2次試験(前期日程)が25日、全国各地の大学で始まった。宇都宮大は地域デザイン科、国際、共同教育、工、農と新設のデータサイエンス経営の計6学部で、募集人員634人に対し1871人が受験した。

 前期日程は全国で約23万人が志願した。同大では1984人が志願し、うち113人が欠席した。受験倍率は約2.9倍となった。

 新型コロナウイルスが昨年5月、5類に移行したため、コロナ罹患(りかん)者を対象とした追試は行わない。

 同大は能登半島地震で被災した受験生に対し、前後期の受験料を免除する特別措置を講じる。

 宇都宮市峰町の同大峰キャンパスは午前8時に開場し、受験生たちが続々と試験会場に入った。午後5時に全ての試験が終了。鹿沼高3年小林奏太(こばやしそうた)さん(18)は「今日のために1日約10時間勉強してきたので、やっと終わったという感じ。受かっててほしい」と祈った。

 同大の合格発表は3月6日で、後期日程は同12日に行われる。

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