J2昇格へ結束誓う ツエーゲン金沢 キックオフパーティーに300人

サポーターの声援を受け、退場する金沢の選手とスタッフ=金沢市内のホテル

  ●3月3日のホーム開幕戦へ一丸

 J3ツエーゲン金沢の2024キックオフパーティーは26日、金沢市のANAクラウンプラザホテル金沢で開かれ、選手やスポンサー、サポーターら約300人が結束を高めた。25日の開幕戦は黒星スタートとなったものの、就任1年目の伊藤彰監督は来月3日のホーム開幕戦に向け「スローガンの『新生』のもと、選手一丸で戦っている。必ずJ2昇格の目標を達成する」と力を込めた。

 クラブを運営する石川ツエーゲンの米沢寛社長は能登半島地震に触れ「被災された方が少しでも元気になれるようなチームを一生懸命作っていく」とあいさつし、和田昌裕ゼネラルマネジャー(GM)は「最後に皆さんと喜び合える1年にしたい」と語った。

 馳浩知事が来賓代表であいさつし、オフィシャルパートナーを代表して明治安田生命金沢支社の武隈正樹支社長の発声で乾杯した。選手は各テーブルを回りながら記念撮影やサインなどの要望に応えた。畑尾大翔主将は「新たな挑戦が簡単に花開くほど楽でない。1年間、僕たちの挑戦を見守りつつ、一緒に戦ってほしい」とサポーターに呼び掛けた。

 ホーム開幕戦はFC今治(昨季J3.4位)を迎えて来月3日午後2時から金沢ゴーゴーカレースタジアムで行われる。梶浦勇輝選手は「攻撃は昨日(25日)もいい場面はあった。勝利して石川に笑顔を届けたい」とし、山本義道選手は「『期待してるよ』と声を掛けてもらえてパワーをもらえた。結果で応えたい」と誓った。

 胸に新スポンサー「12」、右鎖骨に北國新聞社などが入った今季のユニホームやトレーニングウエアを紹介。最後は選手が拍手を浴びながら退場した。

あいさつする伊藤監督(中央)

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