「飲み歩いて」館林の51店 地図や動画投稿でPR 

アルコール類を提供する飲食店を紹介する「たてばやし飲み屋マップ」

 コロナ禍で打撃を受けた地元の居酒屋やバーなどを支援しようと、館林商工会議所(正田隆会頭)は、群馬県館林市内でアルコール類を提供する51店を紹介する「たてばやし飲み屋マップ」を作成した。落ち込んだ売り上げの回復や観光客らの誘客につなげ、にぎわいを創出する狙い。紙媒体だけでなく、動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」などデジタルツールも活用する。

 マップに掲載した51店は①飲食店②居酒屋③バー④スナック⑤その他―の五つに分類。お薦めメニューや住所といった基本情報のほか、本県地酒の取り扱いの有無や各店舗ホームページ(HP)などにつながるQRコードを掲載している。

 同会議所によると、アルコール類を提供する飲食店会員の大半は、宴会の減少などで客足がコロナ前の水準に戻っていない。また、各店舗には市外から仕事や観光で訪れる人が多く、ホテル業者から飲食店の一覧が載った地図が欲しいという声があった。こうした要望を踏まえ、アルコール類を提供する飲食店に特化したマップを初めて作成した。

 マップの作成に当たり、若者にも足を運んでもらおうと、TikTokを活用する。同会議所公認のご当地アイドルグループ「Menkoiガールズ」のメンバー2人が動画撮影と編集に協力し、マップに掲載されている30店の特徴や雰囲気、提供メニューなどを同グループの公式アカウントで紹介している。

 同会議所は「マップや動画を参考に飲み歩きをしてもらうことで、館林の夜がにぎやかになったらうれしい」としている。

 マップはB3判で、12万部作成。新聞折り込みで同市を含む県内外の9市町に10万部配布したほか、同会議所や各店、市役所、市内のホテルなどに2万部を置く。同会議所のHPにも掲載している。問い合わせは同会議所(☎0276-74-5121)へ。

© 株式会社上毛新聞社