角力灘で初の機雷掃海訓練 海自と米海軍、3月1~6日に 長崎・西海市

 海上自衛隊と米海軍が3月1~6日、長崎県西海市大瀬戸町松島沖の角力灘(すもうなだ)で、機雷を除去する掃海特別訓練を共同で実施することが26日、分かった。市などによると、角力灘での掃海特別訓練は初めてとみられる。
 同日の市議会全員協議会で市が説明した。
 市の説明や海自の公表資料によると、機雷戦能力向上などが目的。松島の西約2キロの水域16.2平方キロで、海自の掃海艦ひらど、掃海艇たかしま、米海軍の掃海艦2隻が参加する。火薬類を含まない訓練機雷などを海中に設置し、艦艇が探知機で捜索。探知した目標を機雷処分具で識別する。海底無人探査機の操作や潜水員による捜索も訓練する。
 夜間も実施。期間中は海自が周辺で警戒に当たるほか、市も27日から防災無線で漁業者らに注意を呼びかける。

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