ヘッジFのハイテク株売り、過去8カ月で最速=ゴールドマン

Nell Mackenzie

[ロンドン 26日 ロイター] - 米ゴールドマン・サックスは23日のノートで、ヘッジファンドは2月23日までの週のハイテク株売りが過去約8カ月で最速のペースで、過去5年間で見ても最高の水準だったと指摘した。ロイターが26日にノートの内容を確認した。

ナスダックなど主要株価指数は人工知能(AI)への楽観的な見方を追い風に過去最高値を更新。22日には四半期決算の売上高の伸びが予想を上回った米半導体大手エヌビディアの株価が急騰し、時価総額の増加額が1日当たりとして史上最大を記録した。

しかし、ゴールドマンによると、ハイテク株を売り持ちにしているヘッジファンドの数は買い持ちのヘッジファンドの2倍に達しており、市場のセンチメントに変化の兆しが表れている。

ヘッジファンドはハイテク企業株を幅広く売り持ちにして買い持ちポジションを手じまっており、半導体製造装置やハードウェア、ストレージ、IT(情報技術)サービスのほかソフトウエアなどの分野で売り持ちを増やしているという。

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