島根県最古の日本酒蔵が造ったウイスキーが、世界的なウイスキーの競技会で部門最高賞を受賞しました。
受賞したのは、島根県益田市にある1602年創業の右田本店です。
日本酒の「宗味」を代表銘柄とし、2023年4月にウイスキー製造免許を獲得して、6種類の異なる風味のウイスキーを販売しています。
今回、イギリスで開催されたワールド・ウイスキー・アワード(以下WWA)に初めて応募し、「右田ブレンデッドウイスキーバーボンスタイル」が、部門最高賞の「カテゴリーウイナー」と「ゴールド」を受賞しました。
また「シルバー」と「ブロンズ」に各2商品ずつが入り、応募した6商品中、5つが受賞することになりました。
WWAは、ウイスキー専門誌「ウイスキーマガジン」を発行するパラグラフ・パブリッシング社が主催する世界のウイスキーを対象とした競技会で、銘柄を伝えずに行うブラインドテイスティングで審査されています。
右田本店では酒作りで大事なのは水で、自社が使っている益田川の伏流水が軟水で飲みやすく優れていると説明。
日本酒で培った技術でウイスキー作りに取り組み、商品によって異なる風味と口当たりがまろやかなウイスキーに仕上げたとしています。
特に部門最高賞を受けた「右田ブレンデッドウイスキーバーボンスタイル」(700ml希望小売価格4400円税込)は、濃厚でコクがあるウイスキーに益田川の伏流水を加え、飲みやすく、まろやかな味わいが特長ということです。
なお、右田本店のウイスキーは、現在のところ、島根県内の大型ショッピングセンターや酒店、飲食店などでのみ販売・提供されています。