【韓国】SKTなど通信5社、AI事業で合弁設立へ[IT]

韓国通信大手のSKテレコム(SKT)は26日、スペイン・バルセロナで開催中の通信関連見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」で、世界の通信4社と人工知能(AI)事業での協力に向けたジョイントベンチャー設立契約を交わしたと発表した。

4社は◇ドイツテレコム◇ソフトバンク◇シンガポール・テレコム(シングテル)◇アラブ首長国連邦(UAE)のイーアンド(e&、旧エティサラート)——。5社は年内にジョイントベンチャーを設立する。

5社は、通信に特化した大規模言語モデル(LLM)「テルコLLM」の開発を本格化させる。AIコールセンターやチャットボットといったさまざまな通信事業とサービス領域をAIに転換するのに有利なLLMとなる。

韓国語、英語、日本語、ドイツ語、アラビア語の5カ国語を皮切りに、さまざまな言語をサポートする多国語のLLMを開発する。

■GTAAへの参加も提案

5社はまた、世界の通信会社約20社を招請してグローバル通信会社によるAI連合「グローバル・テルコ・AI・アライアンス(GTAA)」への参加を提案した。

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