久保建英が同点弾をプレアシスト&PK奪取に貢献も...ソシエダはPK戦でマジョルカに敗戦、国王杯決勝進出ならず

現地時間2月27日に開催されたコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)の準決勝第2レグで、久保建英が所属するレアル・ソシエダがマジョルカとホームで対戦した。

かつて計2シーズンに渡って在籍した古巣との大一番で、久保は公式戦6試合連続でスタメン出場。いつも通り4-3-3の右ウイングに入る。

敵地での第1レグはスコアレスドローに終わったなか、ソシエダはなかなか決定機を作り出せない。

厳しいマークを受ける久保は21分、ドリブルで仕掛け、3バックを敷く敵の左CBコペテのイエローカードを誘発する。28分には怪我のバレネチェアに代わって左ウイングに起用されたザハリャンがミドルシュートを放つも、GKグレイフの正面を突く。

迎えた44分、久保のスルーパスを受けたスビメンディがクロス。これが敵DFライージョのハンドを誘発してPKを獲得。しかし、メンデスのど真ん中のキックはグレイフに足で防がれる。

スコアレスで突入した後半開始早々の50分、ソシエダは左サイドのクロスからジョバンニ・ゴンサレスにヘディングシュートを叩き込まれ、先制を許す。

リードを奪われたホームチームは久保にボールを集め、59分には好クロスの送り込むも、惜しくもクリアされる。

それでも71分、久保の絶妙のプレアシストを受けたメンデスのスルーパスから、63分に投入されたばかりの主将オジャルサバルが利き足とは逆の右足でネットを揺らし、同点に追い付く。

【動画】久保が絶妙のプレアシスト!ソシエダの同点弾をチェック
これで完全に流れを掴んだラ・レアルは79分に途中投入のベッカーがミドルを狙うも、GKにセーブされる。

1-1のまま決着がつかず、突入した延長戦の95分、久保のクロスからメリーノがヘッド。ゴールライン上でクリアされたところを、ティアニーがシュートで狙うも、これも惜しくもクリアされた。

104分には久保とメリーノを下げ、サディクとオラサガスティを投入する。

結局、このままスコアは動かず、1-1で終了。PK戦では、5人全員が成功させたマジョルカに対し、ソシエダは1人目のオジャルサバルが失敗。前者が勝利を収めた。

4月6日にセビージャのラ・カルトゥハで開催される決勝では、アスレティック・ビルバオ対アトレティコ・マドリーの勝者と対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

© 日本スポーツ企画出版社