「型式証明」取得のためオープンセミナー開催。プレ公開時には100名以上参加

本セミナーは、技術力は十分に足りるものの型式証明が立ちふさがり、発展しきれずにきた日本航空産業、ひいてはものづくり産業の発展を目標に、『航空産業に関わっている』・『航空産業への参入を目指す』全ての企業人が参加できるオープンセミナーとして実施するとしている。

オープンセミナーについて

本セミナーは元々、当社が空飛ぶクルマの型式証明取得のために、TJADの芦沢元章氏(元FAAコンサルタントDER)を招き実施していた社内勉強会だった。しかし、そこで得られるFAAの型式証明の取り方や海外のサプライヤーへの対応の仕方などの情報は、当社だけに留めるにはもったいない知見に溢れ、今後の日本の航空機産業やものづくり産業の発展のためには公開すべきだと考え、TJADと連携してオープンセミナーとして実施するという。

自由討論セミナーとして実施し、ゆくゆくは参加者間における協力・コンサルテーションを行える関係が構築されることで、航空ビジネスの創生や日本航空産業の活性につながっていくことを期待している。

現在、セミナーのプレ公開を開始しており、航空機メーカー、空飛ぶクルマベンチャー、航空機部品メーカー、その他航空機クラスターなどから毎回100名以上が参加しているという。

TJADについて

「海外での航空機開発の型式証明の経験、知見を日本の航空業界へ還元し、日本国内から世界に向けて、航空関連ビジネスチャンスを創造する」を目標に、ボーイング社で30年以上型式証明に携わってきた方、100件以上の型式証明を実施された方など、アメリカ航空産業界で活躍している日本人・日系人により組織された団体だ。

TJAD 公式サイト:https://sites.google.com/view/tjad

スカイリンクテクノロジーズ株式会社について

空飛ぶクルマ(VTOL)による都市間移動を早期に実現することで、空飛ぶクルマ市場の成長・拡大の一助となることを目指す航空系ベンチャー企業だ。ジェットエンジンや自動運転車システムのエンジニア、航空機パイロットら約40人が集結して、2016年に有志団体を設立し、2019年に法人化。航空機製造事業許可を取得し、製造に向けて取り組んできました。

2020年7月には、神戸エアロネットワークと連携し、チルトウイング・エンジンドライブによる、中距離(1000㎞程度)を高速に移動できる有人飛行可能な機体を開発している。

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