忘年会で前後不覚になるまで飲酒 他人の住宅敷敷地内に侵入 岩手県警の警察官が処分受ける

岩手県警の男性巡査部長が去年12月、職場の忘年会後に泥酔して民家の敷地に侵入したとして、処分を受けていたことが分かりました。1月15日付で本部長注意の処分を受けたのは、岩手県警本部に勤務する30代の男性巡査部長です。

岩手県警監察課によりますと、男性巡査部長は去年12月7日午後5時半ごろから翌日午前2時半ごろにかけて、複数の同僚と忘年会で飲酒し、前後の記憶が曖昧になるほど泥酔しました。その後、徒歩で帰宅途中の午前6時ごろ、他人の住宅の敷地内に立ち入ったということです。住人が男性巡査部長に気付き、警察に通報したことから発覚しました。男性巡査部長は物を盗んだり、壊したりはしていなかったことから立件はされなかったということです。

男性巡査部長は「民家の居住者に迷惑をかけてしまい、大変申し訳なく思っている。前後不覚になるまで飲酒し、職場にも迷惑をかけ大変反省している。今後は酒を断ち、仕事で挽回できるよう頑張る」と話したということです。

これを受け県警監察課は再発防止に向けて、飲酒の際の行動について注意を促す通知を全職員に送った上で「警察職員としてあってはならない行為であり、重く受け止めております。過度な飲酒についてはあらゆる非違事案を誘発するおそれがある行為であることから、引き続き指導・教養を徹底し、再発防止を図ってまいります」とコメントしています。

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