4月2日リニューアルオープン 盛岡市立図書館の内部を報道公開 “高松の池”の眺めも生かした読書・学習の場に

改修工事が進められていた盛岡市高松の盛岡市立図書館が4月にリニューアルオープンします。市民の声を受けて新たに設置された学習スペースや、テーマごとに本をまとめた特設コーナーなどがあります。

4月のオープンを前に28日、メディア向けの内覧会が行われました。

盛岡市立図書館は1971年に高松の池そばの現在の場所に開館しました。およそ50年にわたり利用者に親しまれてきましたが、施設の老朽化を受け2021年の秋から休館し、初めての大規模改修を行いました。

新しい図書館の2階には絵本や児童書が並ぶ「こどもライブラリー」や岩手の民芸品などが並ぶエントランスホールがあります。

3階には「災害」や「盛岡」など独自のテーマごとに本が並ぶ特設コーナーのほか、高松の池を眺めながら本を読んだり調べ物をしたりできるスペースもあります。

(リポート)
「市民の要望を受けて新たに設置されたのが、区切られた学習スペースです」

市民へのアンケート調査を受け新たに作ったものがある一方で、木製の貸出カウンターや一部のテーブルは改修前の市立図書館で使われていたものがそのまま利用されています。

(盛岡市立図書館 伊藤佳子館長)
「高松の池という立地条件を生かして外の景観を楽しめる読書・学習席なども新しく整備したので、多くの人に来ていただいて、読書、学習を楽しんでいただければと思います」

盛岡市立図書館は4月2日にリニューアルオープンし、貸出しなどの利用が始まります。

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