フルマラソン2027年開催へ　堤防道路活用、1万人規模を市検討　諫早市議会

　長崎県諫早市の大久保潔重市長は28日、国営諫早湾干拓事業で整備された全長約7キロの堤防道路を活用し、2027年1月ごろのフルマラソン大会開催を目指して取り組みを進める考えを示した。日本陸連の公認を取得し、継続的な開催を目指す。
　定例市議会の代表質問で津田清議員（公明党）に答えた。
　コースは、トランスコスモススタジアム長崎を発着点に、諫早市高来町と雲仙市吾妻町を結ぶ堤防道路などを走る42.195キロを想定。答弁で市長は1万人規模の大会を検討しているとし、「開催できれば日本陸連公認のフルマラソン大会は本県で初めて。音楽や健康増進（の催し）を含めて付加価値の高いイベントにしたい。県や雲仙市、長崎陸上競技協会などと十分協議し、実現に向けて着実に歩みを進めたい」と述べた。