「全く異なるので、最初は簡単じゃなかった」ボルシアMG福田師王が明かす日本とドイツの“違い”。同僚の板倉滉には感謝「ピッチ内外ですごく支えてくれる」

ボルシアMGの福田師王は、2024年になってトップチームに昇格し、ブンデスリーガデビューを飾った。さらなる飛躍が期待されている。

Jリーグを経ずに海を渡った19歳は、1年の武者修行を経て、ことしになって1部に登場した。1月27日のブンデスリーガ第19節レバークーゼン戦でデビューすると、2月3日の第20節バイエルン戦、同17日の第22節RBライプツィヒ戦と、2試合で終盤から途中出場している。

福田はクラブの公式サイトのインタビューで、「チームメイトやクラブの人たちが本当によく面倒を見てくれた」と、ドイツでの生活に馴染んできたことをうかがわせた。

「まだここで足場を固めなければいけないときに、とても助かった。ここでの時間を本当に楽しんでいる。ファンのファンタスティックなサポートも好きだ。ドイツの料理も大好きだよ」

サッカーに関しては、もちろん当初は困難を感じたようだ。「ドイツのフィジカルさやスピードは日本のサッカーと全く異なるので、最初は簡単じゃなかった」と続けている。

「次第に欧州サッカーやもっと高い水準のプレーに適応できた。最初のパスによらず、どんな状況でも得点できるということも学んだ」

【画像】ボルシアMGも福田のデビューを歓迎!
ボルシアMGには日本代表の板倉滉が在籍している。同じ国の先輩がチームメイトなのは、福田にとっても心強いようだ。

「トップチームの一員でいることはうれしい。本当に自信につながった。練習でも試合でも、いつもベストを尽くそうとしている。同胞のコウ(板倉)君がいることはとても助けになった。ピッチ内外ですごく支えてくれる」

デビュー戦について「絶対にチームに勝ってほしかった。出たときは、デビューということより、チームや試合のことを考えていた。ゴールを決めて勝利に貢献したかった」と振り返った福田は、次の出番で「全般的に個人のパフォーマンスを向上させたい」と意気込んだ。

「もちろん、もっと出場時間がほしいし、チームの成功に貢献したい。本当に、ボルシアMGのためにゴールを決め、勝利に貢献したい」

ドイツの地で福田はどこまで躍進できるか。今後に向けて期待は高まるばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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